AIエージェントとは、与えられた目標に対して自律的に計画を立て、外部ツールを呼び出しながらタスクを遂行するAIシステムのことである。
従来のAIアシスタントは、ユーザーが1回の質問をすると1回の回答を返す「一問一答」の形式だった。AIエージェントはこれとは異なり、ゴールを渡すと中間ステップを自分で組み立て、必要に応じてAPI呼び出し・ファイル操作・Web検索などを行い、最終成果物を返す。人間が逐一指示を出す必要がない点が最大の特徴だ。
AIエージェントは一般に以下のループで動作する。
このループを支えるのがLLM(大規模言語モデル)の推論能力と、MCP(Model Context Protocol)のようなツール接続の仕組みである。
Claude CodeやDevin、OpenAI Codexなど、ソフトウェア開発タスクを自律的にこなすコーディングエージェントが実用段階に入った。さらに企業の業務自動化では、複数のエージェントが協調して働く「マルチエージェント」アーキテクチャも広がりつつある。Google の A2A(Agent-to-Agent)プロトコルは、異なるベンダーのエージェント同士が通信するための標準仕様として策定が進んでいる。
ただし、エージェントに権限を与えすぎると意図しない操作を行うリスクもある。実運用ではサンドボックス環境での実行や、重要操作の承認フローを組み込むことが不可欠になる。


マルチエージェントAIとは?設計パターンから実装・運用の勘所まで
Agent Skills とは、AI エージェントに特定のタスクや専門知識を実行させるために定義された再利用可能な命令セットであり、エージェントの能力を拡張するモジュール単位として機能する。