MCP(Model Context Protocol)とは、AI エージェントが外部ツール・データベース・API に接続するための標準プロトコルであり、Anthropic が開発し Linux Foundation の Agentic AI Foundation に寄贈されたオープン標準である。
AI エージェントが賢くなっても、外の世界と繋がれなければ「よくできた話し相手」止まりだ。MCP はこの課題に対する業界の回答で、エージェントと外部ツールの間に共通の通信規約を設ける。たとえば Supabase の MCP サーバーを接続すれば、エージェントは SQL 実行、マイグレーション適用、型生成をツールとして呼び出せるようになる。
GitHub の MCP サーバーなら Issue の読み取りや PR 作成が可能になる。エージェント側は「どのツールが使えるか」をプロトコル経由で動的に発見し、必要に応じて呼び出す。位置づけとしては「縦方向」の統合——エージェントから外部世界への接続——を担う。
一方、エージェント同士の「横方向」の通信は A2A(Agent-to-Agent Protocol)が担当しており、MCP と A2A は競合ではなく補完関係にある。2025 年 12 月に Anthropic が OpenAI、Block と共同で Linux Foundation 内に Agentic AI Foundation(AAIF)を設立し、MCP を寄贈した。ベンダーロックインを回避したオープン標準として、Cursor、Windsurf、Claude Code をはじめ多数のツールが採用している。


A2A(Agent-to-Agent Protocol)とは、異なる AI エージェント同士が能力の発見・タスクの委譲・状態の同期を行うための通信プロトコルであり、Google が 2025 年 4 月に公開した。

Agent Skills とは、AI エージェントに特定のタスクや専門知識を実行させるために定義された再利用可能な命令セットであり、エージェントの能力を拡張するモジュール単位として機能する。

Agentic AI とは、人間の逐一の指示なしに目標を解釈し、計画の立案・実行・検証を自律的に繰り返す AI システムの総称である。
