エッジAI(Edge AI)
エッジエーアイ

クラウドではなくデバイス上でAI推論を実行するアーキテクチャ。低レイテンシ、プライバシー保護、オフライン動作を実現する。
エッジ AI とは
エッジ AI(Edge AI)とは、クラウドサーバーにデータを送信せず、端末(エッジデバイス)上で直接 AI の推論を実行するアーキテクチャである。スマートフォン、監視カメラ、産業用センサー、車載コンピュータなどが代表的な実行環境にあたる。
クラウド AI との違い
クラウド AI はネットワーク越しに高性能 GPU を利用するため精度は高いが、通信遅延・通信コスト・プライバシーリスクという三つの課題を抱える。エッジ AI はデータが端末から出ないため、医療画像や製造ラインの映像のようにデータの外部送信が難しい領域で優位性が生まれる。
SLM の台頭が追い風に
SLM(Small Language Model)の性能向上が、エッジ AI の実用性を一変させた。数十億パラメータのモデルを量子化すればスマートフォンでも動作し、大規模モデルの 8〜9 割の精度を実現できるケースが増えている。
導入判断のポイント
すべてをエッジに移す必要はない。リアルタイム性が求められる推論(異常検知、音声認識)はエッジで処理し、学習やバッチ分析はクラウドで行うハイブリッド構成が現実的だ。ネットワーク品質が不安定なラオスや東南アジアの現場では、オフラインでも動作するエッジ AI の価値はとりわけ大きい。
関連用語

AI ROI(AI投資対効果)
AI ROIとは、AI導入・運用に投じたコストに対して得られた業務効率化・収益改善などの効果を定量的に測定する指標のこと。

AIオブザーバビリティ(AI Observability)
本番稼働中のAIシステムの入出力・レイテンシ・コスト・品質を継続的に監視・可視化する運用プラクティス。ハルシネーションやドリフトの早期検出に不可欠。

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
BPOとは、企業が特定の業務プロセスを外部の専門業者に委託するアウトソーシング形態のこと。AI活用による自動化と組み合わせたAIハイブリッドBPOが近年注目されている。

ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)
ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)とは、財務・購買・製造・人事などの基幹業務データを一元管理し、経営意思決定を支援する統合型業務管理システムのこと。