プロンプトエンジニアリングとは、LLM(大規模言語モデル)から望ましい出力を引き出すために、入力テキスト(プロンプト)の構造・表現・文脈を設計する技術である。
LLMは入力されたテキストの続きを予測する仕組みで動いている。同じ質問でも、前提条件や出力形式の指定を添えるかどうかで、回答の精度や有用性が大きく変わる。「日本語で3つの案を箇条書きで出して」と指定するだけでも、漫然と質問するよりはるかに実用的な回答が得られる。
Zero-shot / Few-shot: 例示なしで指示を出すのがZero-shot、具体例を1〜数件添えるのがFew-shot。分類タスクやフォーマット指定ではFew-shotが安定する傾向がある。
Chain-of-Thought(CoT): 「ステップバイステップで考えて」と指示することで、推論プロセスを明示させる手法。数学や論理問題での正答率が向上することが知られている。
Role Prompting: 「あなたはシニアエンジニアです」のように役割を指定する。出力のトーンや専門性をコントロールするのに使う。
2025年頃から、単発のプロンプト設計だけでなく、AIシステム全体に渡す情報(コンテキスト)をどう構成するかという視点が重要視されるようになった。これがコンテキストエンジニアリングと呼ばれる領域で、RAGによる外部知識の注入、ツール定義の構造化、会話履歴の管理などを包括する。プロンプトエンジニアリングはその中の一要素という位置づけになりつつある。
とはいえ、プロンプトの基本原則——明確な指示、適切な例示、出力フォーマットの指定——はコンテキストエンジニアリングの土台でもある。基礎を押さえずにシステム全体の設計はできない。


悪意ある入力でLLMの動作を意図しない方向に操作する攻撃手法。OWASP LLM Top 10で最重要リスクに分類される。

LLM(Large Language Model)とは、大量のテキストデータで事前学習された、数十億〜数兆のパラメータを持つニューラルネットワークモデルの総称であり、自然言語の理解・生成を高い精度で行う。

ハーネスエンジニアリングとは、AIエージェントの誤動作を防ぐためにプロンプト・ツール定義・CI/CDなどの構造的制約を設計する手法のこと。


【2026】AI サイバーセキュリティの最新動向
コンテキスト・エンジニアリング(Context Engineering)とは、AI モデルに与えるコンテキスト——コードベースの構造、コミット履歴、設計意図、ドメイン知識——を体系的に設計・最適化する技術領域である。